20世紀西洋人名事典 「アーロイスリーグル」の解説
アーロイス リーグル
Alois Riegl
1858.1.14.(’56.説あり) - 1905.6.17
オーストリアの美術史学者。
元・ウィーン大学教授。
リンツ生まれ。
1883年ウィーン歴史研究所の一員となり、1887年オーストリア国立美術館工芸部門部長。1897年ウィーン大学教授。「芸術意欲」の概念を基礎としながら実証的、分析的に美術の発展史を論じ、美術史学におけるウィーン学派の祖となる。主として古代、中世、東方と西欧の美術様式の関連を考察し、世界史的な観点から民族芸術を考察する学風である。著書に「美術様式論―装飾史の基本問題」(1893年)、「後期ローマ時代の工芸」(1901年)、「オランダの集団肖像画」(’02年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報