アーロンクルーグ(英語表記)Aaron Klug

現代外国人名録2016 「アーロンクルーグ」の解説

アーロン クルーグ
Aaron Klug

職業・肩書
生化学者 元ケンブリッジ大学メディカル・リサーチ・カウンシル分子生物学研究所長,元ロイヤル・ソサエティ会長

国籍
英国

生年月日
1926年8月11日

出生地
南アフリカ・ヨハネスブルク

専門
分子生物学

学歴
ウィットウォータースランド大学(ヨハネスブルク)〔1945年〕卒

学位
Ph.D.(ケンブリッジ大学)〔1952年〕

資格
米国芸術科学アカデミー外国人会員〔1969年〕, 米国科学アカデミー外国人会員〔1984年〕, フランス科学アカデミー名誉会員, ロイヤル・ソサエティ会員

受賞
ノーベル化学賞〔1982年〕,ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞〔1981年〕

経歴
1946年ケープタウン大学で修士号取得後渡英、’49〜52年ケンブリッジ大学キャンベンディッシュ研究所で結晶学を学び、’54〜61年ロンドンのバーベック・カレッジ研究員。’62年ケンブリッジ大学メディカル・リサーチ・カウンシル(MRC)分子生物学研究所研究員となり、’78年主任研究員を経て、’86年より所長。’88年ナイト爵位を叙せられる。’95年〜2000年ロイヤル・ソサエティ会長。X線回折電子顕微鏡を使ってタンパク質核酸微細構造を解明。また電子顕微鏡による立体的構造解析法を開発してタバコモザイクウィルスや転移RNA(リボ核酸)の3次元構造を突きとめた。これらの業績により1982年ノーベル化学賞受賞。DNAの2重螺旋構造の発見で知られるノーベル賞受賞生物学者クリックはケンブリッジ大学分子生物学研究所の同僚

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「アーロンクルーグ」の解説

アーロン クルーグ
Aaron Klug


1926.8.11 -
英国の分子生物学者。
ケンブリッジ大学分子生物学研究所教授。
ヨハネスブルク生まれ。
ウィットウォータースランド大学を卒業し、さらにケープタウン大学で学び、渡英する。1949年キャベンディシュ研究所でX線結晶学を学び、理博となり、’54年ロンドン大学バークベック・カレッジ研究員を経て、’62年ケンブリッジ大学分子生物学研究所員となり、’78年同研究所教授となる。’82年電子顕微鏡とX線回折による核酸タンパク質の構造解明の功績によりノーベル化学賞を受賞する。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android