イグナチウス・デ・ロヨラ(その他表記)Ignatius de Loyola

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

イグナチウス・デ・ロヨラ
Ignatius de Loyola

[生]1491. スペイン,ロヨラ
[没]1556.7.31. ローマ
聖人。イエズス会創設者。 1521年バンプロナの対仏戦に軍人として参加して重傷を負う。療養中に『黄金聖人伝』とキリスト伝を読んで回心,主キリストの騎士に転身。 22~23年マンレサでの隠者生活において主著『霊操』 Exercitia spilitualiaの大部分を完成。巡礼より戻ってスペイン各地を経て 28年パリに学び,F.ザビエルらと知合い,その同志たちとともに 34年8月 15日モンマルトルの丘に集り,誓約を立てイエズス会の礎石を置く。 40年教皇パウロ3世により会憲の裁可を得て 41年総会長。 51年ローマ学院,52年ゲルマニクム創立。行動人であった彼の人格が反宗教改革の闘士としてのイエズス会の性格を決定した。 1622年列聖。祝日7月 31日。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む