イスラエリ(その他表記)Israeli, Isaac ben Solomon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イスラエリ」の意味・わかりやすい解説

イスラエリ
Israeli, Isaac ben Solomon

[生]850頃.エジプト
[没]950頃.チュニジア,カイルワン
ユダヤ人の医者,哲学者。カイルワンの宮廷医師となった。医学的著作は,中世に有名であった『熱について』という書物のなかに翻訳で収められている。哲学書には『定義の書』『要素について』『精神と魂についての研究』『物質について』『要素に関する章』などがあり,いずれもマイモニデスらに高く評価された。彼は存在の諸段階を知性 (ヌース) よりの一連の流出とする一方,知性それ自身は,神の力と意志より創造された第1資料と形相との統一より成るものと理解し,いわゆるクレアチオ・エクス・ニヒロ (虚無からの創造) の概念を述べるとともに,プロチノス的な流出の概念をも主張した。彼の主張は 13世紀,ゲロナのユダヤ神秘主義に大きな影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む