イブン・トゥールーン・モスク(英語表記)Mosque of Aḥmad ibn Ṭūlūn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

イブン・トゥールーン・モスク
Mosque of Aḥmad ibn Ṭūlūn

876年,トゥールーン朝のトルコ人支配者イブン・トゥールーンが,エジプトのカイロ東南部のアルカタイに建てた大モスク。モスク自体の大きさは横幅 116m,奥行 140mでキブラ側を除く三方外庭があり外壁をめぐらす。列柱式の設計,外庭の存在,煉瓦造,螺旋状のミナレットなどにおいて,イラクサーマッラー建築様式に忠実に従っている。

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