イミダクロプリド

共同通信ニュース用語解説 「イミダクロプリド」の解説

イミダクロプリド

植物ニコチンに似た働きをする作用を持つネオニコチノイド系と呼ばれる農薬一種で、世界100カ国以上で使われている。日本では1992年に農薬登録され、野菜果樹イネなどの殺虫剤として広く使われるほかペットのノミ駆除剤としても市販されている。昆虫神経の働きを乱して殺す作用があるが、ミツバチの大量消失との関連が指摘され、欧州連合(EU)では昨年末から2年間の使用禁止措置が決まった。

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化学辞典 第2版 「イミダクロプリド」の解説

イミダクロプリド
イミダクロプリド
imidacloprid

1-[(6-chloro-3-pyridyl)methyl]-N-nitro-2-imidazolidinimine.C9H10ClN5O2(255.66).アドマイヤーともいう.2-ニトロイミノイミダゾリジンと(6-クロロ-3-ピリジル)メチルクロリドとを,塩基の存在下で反応させると得られる.無色結晶.融点144 ℃.水溶解度0.61 g L-1(20 ℃).クロロニコチニル系殺虫剤を代表する薬剤で,昆虫のニコチン性アセチルコリン受容体にアゴニストとして作用する.ウンカアブラムシなどの半翅(し)目害虫,イネミズゾウムシなどの甲虫目害虫に卓効を示す.LD50 450 mg/kg(ラット経口).[CAS 138261-41-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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