イレシャ(その他表記)Ilesha

デジタル大辞泉 「イレシャ」の意味・読み・例文・類語

イレシャ(Ilesa)

ナイジェリア南西部、オスン州の都市。イジェサとよばれる伝統的王制王宮が置かれ、現在もオワ=オボクンという最高指導者による自治が行われる。農業が盛んで、かつてカカオ集散地として栄えた。イレサ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イレシャ」の意味・わかりやすい解説

イレシャ
Ilesha

ナイジェリア南西部の都市。イバダン東北東約 100kmに位置。ヨルバ王国最古の町の一つで,18~19世紀の部族間の紛争の時代には重要な軍事拠点となった。カカオをはじめコーラナッツ,パーム油,パーム核,キャッサバ綿花などの集散地。付近で金を産する。王宮,教会モスクなど歴史的建造物が残る。人口 33万 3900 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イレシャ」の意味・わかりやすい解説

イレシャ
いれしゃ
Ilesha

西アフリカ、ナイジェリア西部、オヨ州、イバダン東方96キロメートルにある都市。人口36万9000(1995)。同名の郡の郡庁所在地。ココア集積地として一時栄えた。郡庁は市場の隣にあり、近くに王宮もある。町には19世紀初頭断続的に起きたヨルバ戦争の史跡がある。住民はほとんどが農民である。

[島田周平]

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