インディ500(読み)いんでぃごひゃく(英語表記)Indy 500

共同通信ニュース用語解説 「インディ500」の解説

インディ500

インディカー・シリーズに組み込まれ、正式名称は「インディアナポリス500マイル」。通常は5月末に行われる米国初夏の風物詩で、決勝は約40万人が観戦する。会場インディアナポリス・モータースピードウエーの楕円だえん形のコースは完成当時、路面がれんが敷きだったため「ブリックヤード」の愛称で呼ばれる。勝者シャンパンでの祝福の代わりに、牛乳を飲む習わしがある。(共同)

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知恵蔵 「インディ500」の解説

インディ500

1911年に始まった自動車レースで、正式名称はインディアナポリス500マイルレース(Indianapolis 500)。毎年5月のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)直前の日曜日に、アメリカ合衆国インディアナ州にあるインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われており、一つの場所で開催されているレースとしては世界で最も長い歴史を誇る。観客動員数40万人を誇るアメリカ最大のモータースポーツイベントで、F1モナコグランプリ、ル・マン24時間耐久レースと共に、世界三大レースの一つとして数えられている。
1周2.5マイル(約4キロメートル)のオーバル(楕円形)コースを、予選を通過した33台のフォーミュラーカーが左回りで200周して順位が争われる。四つのコーナーは傾斜角度が約9度のバンクになっており、大きくスピードを落とさずに曲がることができるため、周回平均速度は時速350キロメートル以上、最高速度は時速380キロメートルに達する高速レースである。
日本人ドライバーがインディ500を走ったのは91年の第75回大会におけるヒロ松下が最初で(16位)、2017年現在、計10人のドライバーが参戦している。17年の第101回大会では、佐藤琢磨が日本人として初めて優勝を飾った。インディアナポリス・モーター・スピードウェイの公式サイトは、第101回大会の賞金総額は1317万8359ドル(約14億6000万円)で、優勝した佐藤琢磨は245万8129ドル(約2億7200万円)を獲得すると報じている。

(場野守泰 ライター/2017年)

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百科事典マイペディア 「インディ500」の意味・わかりやすい解説

インディ500【インディごひゃく】

正称インディアナポリス500マイル・レース。楕円(だえん)形に近い,単純な形が特徴的なオーバルコースを使用した世界的に名の知れた自動車レース。米国インディアナ州インディアナポリスで毎年5月30日の戦没将兵記念日に行われる。第1回は1911年。1周2.5マイルのコースを200周走る。時速300km以上のスピードを3時間持続する集中力が要求される。以前は独立したレースだったが,その後,インディ500を中心にレースを運営する団体とチャンピオンシップ・オート・レーシング・チームズ(CART)に分かれた。前者は米国国内のみ,後者は米国各地のほか外国でも開催。1998年のシーズンからは日本(栃木・ツインリンクもてぎ)でもシリーズ戦の一戦が行われている。
→関連項目自動車競走

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インディ500」の意味・わかりやすい解説

インディ500
インディごひゃく

「インディアナポリス500マイル」のページをご覧ください。

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