20世紀西洋人名事典 「イヴモンタン」の解説
イヴ モンタン
Yves Montand
1921.10.13 - 1991.11.9
フランスのシャンソン歌手,映画俳優。
モンスンマーノ(イタリア)生まれ。
本名Ivo〉 イボ〈Livi リビ。
貧しいユダヤ人で、2歳の時一家でマルセイユに移住し、1926年フランスに帰化。17歳の時からキャバレーで歌い、’44年パリに進出し、ABC劇場になどに出演し、エディット・ピアフに認められる。’50年「バルバラ」、」、’52年「ガレリアン」でディスク大賞を受賞。又’45年から映画にも出演し、第2作目の「夜の門」(’46年)の中で「枯葉」を歌った。とくに52年の「恐怖の報酬」で巧みな演技をみせ、以来映画俳優として国際的に活躍し、「戦争は終わった」(’65年)、「パリのめぐり逢い」(’66年)、「仁義」(’70年)等に出演。’81年には年ぶりにリサイタルを行う。私生活では’51年女優のシモーヌ・シニョレと結婚。政治・平和運動などへの積極的な参加でも知られる。他の代表作に「パリで」「ルナ・パーク」「私の回転木馬」等がある。自伝「頭にいっぱいの太陽」(’82年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報