デジタル大辞泉
「イーミック」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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イーミック
emic
エミックともいう。言語学者 K.パイクが創始したタグミーミックス (文法素理論) の用語。未知の言語・文化を分析,記述する際にとりうる研究者の視点を2つに大別し,その文化圏でのみ関与的な視点をイーミックと呼んだ。それに対し,第三者的な視点をエティック eticという。音声学 phoneticsと音素論 phonemicsの語尾がヒントとなった造語。いかなる観察も常にイーミックな視点を含んでおり,単にエティックを客観,イーミックを主観とはいえない。文化人類学では,エティックは通文化的な,イーミックは文化相対主義的な指向をもち,両方向からの研究は相補的な関係にあるといえる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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