ウィラールト(読み)うぃらーると(その他表記)Adrian Willaert

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィラールト」の意味・わかりやすい解説

ウィラールト
うぃらーると
Adrian Willaert
(1490ころ―1562)

フランドル生まれの作曲家。パリで学び、1520年代にはイタリアのフェッラーラの宮廷礼拝堂歌手、ミラノ大司教の礼拝堂歌手を務め、27年ベネチアのサン・マルコ大聖堂楽長に就任、以後この地位を守り、ベネチアに没した。ベネチア楽派の創始者として、分割二重合唱の手法を確立したが、伝統的な通模倣様式による楽曲も多い。350曲以上のモテットをはじめ、ミサ曲、マドリガル、ビラネスカ、シャンソンなど多数の声楽曲を書いたほかいくつかの器楽曲も残している。

[今谷和徳]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィラールト」の意味・わかりやすい解説

ウィラールト
Willaert, Adriaan

[生]1490頃
[没]1562.12.7. ベネチア
フランドルの作曲家。法律を学んだのち音楽に転向。ジャン・ムトンに音楽理論を学び,フェララ,ミラノの宮廷で活躍,1527年ベネチアのサン=マルコ大聖堂の楽長。 G.ツァルリーノ,C.ローレ,A.ガブリエリらの弟子を育て,ベネチア楽派の複合唱様式の基礎をつくった。器楽リチェルカーレや,マドリガルの初期の大家でもある。

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