20世紀西洋人名事典 の解説
ウィリアム・ヘンリー パーキン
William Henry Perkin
1838.3.12 - 1907.7.14
英国の化学者。
ロンドン生まれ。
合成染料モーブの工業的製造、パーキン反応の発見で有名。王立化学学校でホフマンに15歳で師事。1856年アニリンからキニーネの合成を試み、偶然に美しい赤紫色の化合物(モーブ)を発見。この発見が合成染料の研究開発と化学工業の幕開けとなった。1857年工場を設け、モーブの工業的生産に成功。1868年パーキン反応を発見し、クマリンを合成。’1874年引退し、化学者に戻り、化合物の構造と磁場施光の関係について研究。1906年ナイトの爵位を受ける。2人の息子も有機化学者。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報