20世紀西洋人名事典 「ウィリアム・C.ローズ」の解説
ウィリアム・C. ローズ
William Cumming Rose
1887.4.4 - 1985.9.25
米国の生化学者。
元・テキサス大学教授,元・イリノイ大学教授。
グリーンビル生まれ。
1911年ペンシルベニア大学生理化学助手から、’13年ドイツのフライブルク大学に留学、同年テキサス大学医学部生化学助教授となる。栄養や代謝の研究及びアミノ酸の生化学研究を行い、’35年にスレオニンを発見した後、’38年人間にはこのアミノ酸の他バリン、ロイシン、イソロイシンなど8種のアミノ酸が栄養に不可欠であることを発見、必須アミノ酸の概念を確立した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報