ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィンスレット」の意味・わかりやすい解説
ウィンスレット
Winslet, Kate
イギリスの女優。フルネーム Kate Elizabeth Winslet。俳優の家に生まれ育つ。若い頃から演技を始め,ピーター・ジャクソン監督の映画『乙女の祈り』Heavenly Creatures(1994)で初めて本格的な役を演じた。1995年アン・リー監督の『いつか晴れた日に』Sense and Sensibilityに出演,早くもアカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』Titanic(1997)ではレオナルド・ディカプリオの相手役を好演,国際的スターとなった。その後の『アイリス』Iris(2001),『エターナル・サンシャイン』Eternal Sunshine of the Spotless Mind(2004),『リトル・チルドレン』Little Children(2006)のすべてでアカデミー賞にノミネートされる。サム・メンデス監督の『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』Revolutionary Road(2008)で再びディカプリオと共演し,ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。『愛を読むひと』The Reader(2008)では,かつて強制収容所の看守だった読み書きのできない女性を演じてゴールデングローブ賞助演女優賞とアカデミー賞主演女優賞を獲得した。2011年は活動の場をテレビへ移し,アメリカケーブルテレビ大手 HBOの連続ドラマ『ミルドレッド・ピアース/幸せの代償』Mildred Pierceで主役を演じてエミー賞とゴールデングローブ賞に輝いた。のちに再び劇場映画にも出演。2012年,大英帝国三等勲功章 CBEを授与された。
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