ウクライナ社会党(読み)ウクライナしゃかいとう(その他表記)Sotsialtstychna Partiya Ukrainy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウクライナ社会党」の意味・わかりやすい解説

ウクライナ社会党
ウクライナしゃかいとう
Sotsialtstychna Partiya Ukrainy

ウクライナ政党。 1991年旧ウクライナ共産党の一部勢力が共産党の後継者としてではなく,経済的ポピュリズムを掲げる政党として設立政治綱領では,国家が経済に対して広範な役割を維持すべきだとする立場をとりつつも,労働者の待遇改善のためには国営企業民営化を促進することが必要との姿勢をとる。 94年3月の最高会議選挙では 15議席を獲得,さらに独立系議員 12名を議会での協力関係に引込んだ。 96年初頭,政策をめぐる内部分裂から一部勢力が離党。危機感を強めた党指導部は 97年 11月,ウクライナ農民党と選挙協力を強化することに合意し「真実と人民のために」の統一戦線を設立した。 98年3月の総選挙ではウクライナ農民党と協力し,社会農民党連合として 29議席を獲得した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む