20世紀西洋人名事典 「ウジェーヌアッジェ」の解説
ウジェーヌ アッジェ
Jean Eugène August Atget
1856.2.12 - 1927.8.4
フランスの写真家。
リーブルヌ(ジロンド県)生まれ。
幼い時両親を亡くし、船乗りや役者などを遍歴し、1890年代に資料として写真を売る写真師を始める。近代都市へ変わっていく中で残されていくパリの古い風物を率直な態度で撮り、シュルレアリストたちから評価は得たが、写真家として無名であった。今では不思議な気配の漂う作風が人気を集めている。多くのプリントと原板がニューヨーク近代美術館に収蔵されている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報