ウッド-アンダーソン地震計(読み)ウッド-アンダーソンじしんけい

最新 地学事典 の解説

ウッド-アンダーソンじしんけい
ウッド-アンダーソン地震計

Wood-Anderson seismograph

H.O.WoodとJ.A.Andersonが共同で考案した地震計。別名捻れ地震計(torsion seismometer)とも呼ばれるが,決して地面のねじれ振動を記録する地震計ではなく,ツェルナー吊りの水平振子で,ただ,糸のよじれが戻す力の主役を占めた普通の水平動地震計である。図はその振子の部分を示す。おもりCは長さ2.5cmの小さな銅の円筒で,小さな鏡mとともに重心をはずして糸Tでつってある。この糸は,ヒマシ油を含ませた二つの細い穴Dを通っていて,これで糸の弦振動が妨げられている。Mは制振用の磁石で,上下に移動でき,それによってCにかかる磁力線が増減され,制振力が調節される。記録は鏡mに光束を当てる光学的方法をとる。C.F.Richterがカリフォルニアの地震群を用いて初めて地震のマグニチュード(M)を決める式を導いたときに資料を提供した地震計のため,一時はMを決めるための標準地震計とされていた。最大倍率2,800, 振子の周期0.8sec。参考文献:J.A.Anderson et al. (1924) J.Opt.Soc.Am.,Vol.8:817

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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