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珪化木 ケイカボク

デジタル大辞泉の解説

けいか‐ぼく〔ケイクワ‐〕【×珪化木】

樹木が地中に埋没し、珪化した化石

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大辞林 第三版の解説

けいかぼく【珪化木】

ケイ化した木。地中に埋もれ、二酸化ケイ素を含む地下水などにより材がタンパク石または瑪瑙めのう化したもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

珪化木
けいかぼく
silicified wood

樹幹が珪質化して保存された植物化石。多くの場合、堆積(たいせき)物中に埋没した樹幹に、水に溶けたケイ酸分(SiO2nH2O)が細胞内や細胞間のすきまに浸透・沈着したのち、珪酸鉱物を晶出したものと考えられている。珪化木中の珪酸鉱物は、オパール(たんぱく石)、玉髄(ぎょくずい)(めのうを含む)、微晶質石英などで、後二者が普通である。珪化木は木材の微細な構造を残していることから、樹種や類縁関係を調べ、植物の系統や進化を明らかにする資料となる。また、たとえば年輪の状況から気候が判定できるように、古環境や古生態を知るよい手掛りとなり、その研究は葉や果実の化石、花粉分析とともに古植物学の重要な一分野を占めている。日本での珪化木産出は、おもに中生代と新生代の地層からで、とくに日本海沿岸地域(秋田、山形、石川、鳥取の各県など)の新生代新第三紀中新世の地層から多産する。珪化木は、化石化作用のうち、石化の代表的な例であるが、同様に炭酸カルシウム、鉄分(黄鉄鉱、褐鉄鉱)などの鉱物質の沈着による樹幹化石も知られている。いずれの場合も、もとの植物体の圧縮変形が少ないことから、地中埋没後、早い時期に石化が完了したと考えられる。[植村和彦]

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