現代外国人名録2016 「ウーアルカイシ」の解説
ウーアルカイシ
Wuerkaixi
- 職業・肩書
- 中国民主化運動指導者 元民主中国陣線副主席
- 国籍
- 台湾
- 生年月日
- 1968年2月17日
- 出生地
- 中国ウルムチ
- 別名
- 全名=多萊特・吾爾開希(トライトウーアルカイシ)〈Doulaite Wuerkaixi〉, 別名=吾爾凱西
- 学歴
- 北京師範大学教育管理系,ハーバード大学
- 受賞
- リーボック人権賞(米国)〔1989年〕
- 経歴
- ウイグル族出身。北京の少数民族幹部養成機関・中央民族学院予科で1年間学んだ後、1988年北京師範大学に進む。’89年4月北京市学生自治連合会主席となり、中国の民主化要求学生運動指導者の一人として活躍、政府との対話を求めてハンストなどの平和方法で運動を指揮した。同年6月4日の天安門事件後、マカオ・香港を経由してパリに逃れ、同年9月厳家其らとともにパリで反体制中国人の政治組織“民主中国陣線”を結成、副主席に就任。同組織の“顔”として活動を続ける一方、ハーバード大学に籍を置き、学生生活を再開。同年12月同陣戦日本支部設立のため来日。’90年2月国連人権委員会に証人として出席、10月訪台。同年民主中国陣線第2回世界大会で副主席辞任。’94年台湾人女子学生との婚姻登記を申請し、’96年台湾当局によって登記が認められた。’99年に中華民国籍を取得。一時はテレビで政治評論家として活躍。また中国国内外の活動家らとインターネットで連絡を取り合いながら民主化運動を継続して行う。2009年6月公平な裁判と父母との面会のため中国への出頭を目指して台北からマカオに向かったが、空港で追い返された。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報