ウール・クライシス(読み)ウールクライシス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウール・クライシス」の意味・わかりやすい解説

ウール・クライシス
ウールクライシス

1980年代末から 90年にかけての羊毛国際価格下落によりオーストラリア,ニュージーランド両国が受けた深刻な経済的打撃。大口需要国であった旧ソ連など旧共産圏諸国の経済が破綻し,羊毛製品の消費が急激に落込んだことがおもな原因。こうした価格の大幅な下落はその後,価格支持制度の崩壊,豪ドル安とも相まって,価格競争力強化につながり,その輸出量は急速に回復したが,構造的な問題は依然未解決のまま残されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む