ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エストレマドゥラ自治州」の意味・わかりやすい解説 エストレマドゥラ〔自治州〕エストレマドゥラExtremadura スペイン南西部の自治州。1983年自治州となった。カセレス県,バダホス県からなる。キリスト教徒による国土回復運動の時代にはイスラム勢力(ムーア人)領との境界地方を意味した。10~11世紀にはイベリア半島北東部のソリアからほぼドーロ川に沿って現ポルトガルのコインブラにいたる地方をさし,11世紀末のアルフォンソ6世のときには,サラマンカ,セゴビア,アビラを含むドーロ川南方の新征服地がカスティリア王国のエストレマドゥラ地方と呼ばれた。南方への征服が進むにつれて,シウダードロドリゴからバダホスを越えて南に広がる地方がレオン王国のエストレマドゥラ地方となり,カスティリア王国のそれとともに 2地方が行政上それぞれエストレマドゥラ地方と呼ばれたが,のちに解消され,中世後期以後は今日の 2県よりやや広い地方にこの名称が用いられることとなった。面積 4万1634km2。人口 108万9990(2007推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by