ソリア(読み)そりあ(その他表記)Soria

デジタル大辞泉 「ソリア」の意味・読み・例文・類語

ソリア(Soria)

スペイン中北部、カスティーリャ‐レオン州の都市。ドゥエロ川沿いに位置する。戦略的要地で、アラゴン、カスティーリャ、ナバラの三王国の間で領土争いが繰り返された。中世より牧畜業が行われ、毛織物業が発達。12世紀建造のロマネスク様式サントドミンゴ教会、ルネサンス‐ゴシック様式のサンペドロ聖堂、イスラム教徒の影響を受けたサンフアン‐デ‐ドゥエロ修道院などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソリア」の意味・わかりやすい解説

ソリア
そりあ
Soria

スペイン中北部、カスティーリャ・イ・レオン地方ソリア県県都メセタイベリア半島中央部の広大な台地)の東を限るイベリア山系の南斜面、ドゥエロ川上流右岸の標高1060メートルに位置する。人口3万5151(2001)。家畜市場があり、木材羊毛などの商業が古くから行われた。鉄道敷設後、羊毛や木材工業が立地した。カスティーリャ、アラゴン、ナバラの三王国の境界にあった町で、イスラム教徒の影響も残っている。中世の建築物が多く、サン・フアン・デ・ラバネラ教会、サン・ペドロ修道院などがある。

田辺 裕・滝沢由美子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソリア」の意味・わかりやすい解説

ソリア
Soria

スペイン北西部,カスティリア・レオン自治州ソリア県の県都。ブルゴスの南東,ドーロ川上流部西岸にあり,食品加工業のほかセメント,石鹸タイルなどを生産する。多くの詩人にうたわれた町で,近くヌマンチアはイベリア,ローマ遺跡で有名。人口 3万7753(2006)。

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