スペイン南西部,エストレマドゥラ地方の同名県の県都。人口12万7736(2001)。グアディアナ川のほとりの丘上に位置し,ローマ時代はコロニア・パケンシスと呼ばれた。その後イスラム教徒の手に落ち,1229年キリスト教徒に再征服され,国土回復戦争の前進基地として発展した。13世紀に造られた聖堂は要塞の性格を備えている。ポルトガル方面への要所にあるため,スペイン独立戦争中の1811-12年に重要な戦闘が行われ,また1936年スペイン内乱勃発直後,北アフリカ駐屯軍がここを占領し,激しい弾圧を行った。最近の資料では,弾圧によって殺された人の数は当時の人口の4.22%,2964人といわれ,スペイン全国の国民戦線による弾圧の平均を上回っている。プリモ・デ・リベラ独裁期(1923-30)に企画され,50年代にフランコ政権が実行した総合開発計画〈バダホス計画〉の中心地である。
執筆者:フアン・ソペーニャ
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