日本大百科全書(ニッポニカ) 「エチェガライ」の意味・わかりやすい解説 エチェガライえちぇがらいJosé Echegaray(1832―1916) スペインの劇作家。数学者、経済学者、政治家として成功を収めたのち、40代から劇作に専念し、『狂か聖か』(1877)で名声を博した。技巧的で大衆性のある作品を得意とし、世紀末の劇壇に君臨した。おもな作品としては三角関係を描いた『大いなるなかだち』(1881)、象徴劇『狂える神』(1900)がある。1904年ノーベル文学賞受賞。[桑名一博] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例