エチレンクロロヒドリン(読み)えちれんくろろひどりん(英語表記)ethylene chlorohydrin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エチレンクロロヒドリン」の意味・わかりやすい解説

エチレンクロロヒドリン
えちれんくろろひどりん
ethylene chlorohydrin

エチレン誘導体一つ。正しくは2-クロロエタノールという。無色油状液体。

 工業的にはエチレンと塩素混合ガスを水に通じて合成する。エーテルアルコール、水に混ざる。エチレングリコール殺虫剤原料となる。ジャガイモの発芽促進剤として用いられる。有毒でとくに皮膚に触れないように注意する。

[谷利陸平]


エチレンクロロヒドリン(データノート)
えちれんくろろひどりんでーたのーと

エチレンクロロヒドリン
  ClCH2CH2OH
 分子式 C2H5ClO
 分子量 80.51
 融点  -67.5℃
 沸点  128.66℃
 比重  1.2003(測定温度20℃)
 屈折率 (n)1.4420

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android