日本大百科全書(ニッポニカ) 「エチレンクロロヒドリン」の意味・わかりやすい解説
エチレンクロロヒドリン
えちれんくろろひどりん
ethylene chlorohydrin
エチレン誘導体の一つ。正しくは2-クロロエタノールという。無色油状液体。
工業的にはエチレンと塩素の混合ガスを水に通じて合成する。エーテル、アルコール、水に混ざる。エチレングリコール、殺虫剤の原料となる。ジャガイモの発芽促進剤として用いられる。有毒でとくに皮膚に触れないように注意する。
[谷利陸平]
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)1.4420
1.2072.水と混和し,エチレングリコールや殺虫剤の製造原料,ジャガイモ,ブドウなどの発芽促進剤として使われる.麻酔性がある.LD50 81 mg/kg(