日本大百科全書(ニッポニカ) 「エチレンクロロヒドリン」の意味・わかりやすい解説
エチレンクロロヒドリン
えちれんくろろひどりん
ethylene chlorohydrin
エチレン誘導体の一つ。正しくは2-クロロエタノールという。無色油状液体。
工業的にはエチレンと塩素の混合ガスを水に通じて合成する。エーテル、アルコール、水に混ざる。エチレングリコール、殺虫剤の原料となる。ジャガイモの発芽促進剤として用いられる。有毒でとくに皮膚に触れないように注意する。
[谷利陸平]