デジタル大辞泉 「エニセイスク」の意味・読み・例文・類語 エニセイスク(Eniseysk/Енисейск) ロシア連邦中部、クラスノヤルスク地方の都市。エニセイ川とアンガラ川の合流点付近に位置し、河港を有す。17世紀にコサックが砦とりでを築いたことに起源し、東シベリアへの玄関口となり、交易の要地として栄えた。18世紀半ばに建てられたプレオブラジェンスカヤ教会をはじめとする歴史的建造物が残っている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エニセイスク」の意味・わかりやすい解説 エニセイスクEniseisk ロシア中東部,東シベリア,クラスノヤルスク地方の都市。クラスノヤルスクの北約 270km,エニセイ川左岸に位置する河港都市。 1619年軍事拠点がつくられたことに始り,17~18世紀にはエニセイ川流域の商業・行政中心地として,また 19世紀の採金ブーム時には物資荷揚げ・供給地として栄えた。木材加工,食品などの工業があり,シベリア開発計画のもとで,ここに木材関係の大コンビナートを建設することが予定されている。クラスノヤルスクとハイウェーで連絡。人口約2万。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「エニセイスク」の意味・わかりやすい解説 エニセイスクえにせいすくЕнисейск/Eniseysk ロシア連邦中部、クラスノヤルスク地方の都市。エニセイ川にアンガラ川が合流する地点のやや下流、エニセイ川左岸の河港都市である。人口2万0600(2003推計)。南東方40キロメートルにある鉄道の終点マクラコボとともに、木材工業の複合地域をなし、木材加工業、食料品工業、機械製造業がある。1619年に柵(さく)(砦(とりで))として建設され、17~18世紀にエニセイ川流域の商業、政治の中心地として発達した。[三上正利] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by