エベルス・パピルス(その他表記)Ebers Papyrus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エベルス・パピルス」の意味・わかりやすい解説

エベルス・パピルス
Ebers Papyrus

パピルス文書。前 1550年頃のもので,ライプチヒ大学所蔵。完全な形で保存されており,古代エジプトの医学全書というべきものである。まず結論があり,次いで腹部疾患の吐剤,下剤療法,肺疾患,赤痢腹水,咽頭粘液の疾患,眼病,咽頭疾患,毛生え薬,皮膚病,創傷療法,血管神経疾患,婦人病と小児病をあげ,終りに魔術療法で結んでいる。注目に値するのは心臓と血管に関する記述で,「医者の秘書」といわれており,血管によって随所に心搏動を感知すると説いている。きわめて不完全ではあるが血液循環に関する最初の記述となっている。

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