エリアマーケティング(読み)えりあまーけてぃんぐ

デジタル大辞泉 「エリアマーケティング」の意味・読み・例文・類語

エリア‐マーケティング(area marketing)

地域特性差異を重視して、マーケットに適合するきめの細かい対応策を実施して商品販売を促進するマーケティング手法

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「エリアマーケティング」の解説

エリアマーケティング

土地柄産業、交通インフラなど地域の特性に合わせた市場分析のこと。全国を一律視するのでなく、市町村、区・丁目といった括りで市場細分化し、地域の特性に応じたビジネスモデルを組み立てる手法。地域の需要構造、競争環境に対応した「売れる仕組み」を考えるマーケティング手法。近年顧客データベースの充実、地図情報システム(GIS)の発達で急速に浸透しており、マクドナルドの地図情報システムを活用した出店体制などが有名で、多くのコンビニエンスストアも同様の仕組みを持ち、出店や商品販売戦略に役立てている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エリアマーケティング」の意味・わかりやすい解説

エリア・マーケティング
area marketing

地域間でそれぞれ異なるマーケティングを行なうこと。競争の激化に伴い,地域間で共通した市場特性を前提とした地域間標準化型マーケティングから,マーケティング活動を地域・商圏単位で細分化し,それぞれの地域・商圏の持つ経済・社会環境,商業環境,生活環境,気候・風土など,さまざまな市場特性に応じてよりきめの細かいマーケティング活動を志向する動きが重要になってきた。たとえば,家電各社で行なわれている販売会社制度の改革は,それをエリア・マーケティングの戦略的拠点にしようとする動きでもある。

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流通用語辞典 「エリアマーケティング」の解説

エリア・マーケティング【area marketing】

マス・マーケティングにかわる、成熟市場時代の典型的な市場細分化戦略。市場を単なる商品の売買という抽象的な空間として考えるのではなく、消費者が日常的に生活している生活空間としてとらえ直し、その生活空間(地域)の特性に対応したマーケティング活動を展開すること。地域密着型マーケティングとも呼ばれ、地域生活者の生活意識や生活習慣を把握し、それらを店舗づくりや商品の品揃え、販売促進活動などに反映させるといったキメ細かな対応が重要となる。

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ブランド用語集 「エリアマーケティング」の解説

エリア・マーケティング

エリア・マーケティングとは、地域の特性に応じてきめ細かなマーケティングを行う手法のことをいう。

出典 (株)トライベック・ブランド戦略研究所ブランド用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内のエリアマーケティングの言及

【商圏】より

…全国をいくつかの地域的ブロックとしてとらえ,その中を消費者市場を中心に詳細に分析したものである。 さらに,商圏や地域環境重視の考え方をマーケティングにおいて拡張した概念として,エリア・マーケティングarea marketingがある。これは,マーケティングにおける地域差を考慮し,応用して市場効果を期待するマーケティングの考え方であり,企業の経営活動を,地域という動かしがたい環境条件の上で,風土と人間と歴史によって培われた環境条件を把握し,エリアごとに市場対応の最適性を求め,そこでトータル・マーケティング活動を遂行しようとするものである。…

※「エリアマーケティング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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