コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

生活空間 せいかつくうかんlife space

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生活空間
せいかつくうかん
life space

K.レビンがその心理学の理論のなかで提出した概念。ある時点において生体の行動を規定する事実の総体およびそれに対応して生体の内部に成立した世界をいう。これは大きく人と環境領域に分れ,さらにそれらが個々の細かい領域に分化する。生体の行動は,その間の力学的な関係によって形づくられた心理学的場によって規定されるとする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

せいかつ‐くうかん〔セイクワツ‐〕【生活空間】

人の行動をその時々に規定する、その人と環境の諸条件からなる力動的体系の全体。ドイツの心理学者レビン用語
日常生活が営まれている環境の範囲。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

せいかつくうかん【生活空間】

日常生活の営まれている環境の範囲。
〘心〙 個人の行動をそのときどきに規定する事実の全体で、環境と人との領域からなる力学的体系。レビンの用語。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生活空間
せいかつくうかん
life space

元来ドイツの地理学者ラッツェルのつくりだしたことばといわれるが、現在ではいろいろな分野で使われており、日常語としても、個人ないし集団の日常生活が営まれている環境の行動範囲をさす用語として、しばしば使われている。心理学では、ドイツの心理学者レビンが、彼のトポロジー心理学の主要な概念として導入した。レビンは、人の行動はその人の諸条件とその人が置かれている環境の諸条件との交互作用によって規定されるとみるが、人と環境の諸条件はばらばらに作用するのではなく、力動的なシステムとして作用する。この人の行動をそのときどきに規定する力動的なシステム全体を、レビンは生活空間とよび、行動の法則の所在をそこに求めたのである。なお、この意味での生活空間は、その外殻で客観的な物理的・社会的環境と接触し、それらによって規制されるわけで、この点を考究する研究分野として、晩年のレビンは「心理学的生態学」を考えた。[辻 正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

生活空間の関連キーワードハインリッヒ シュミットヘンナーヒューマンインターフェース過疎地域自立促進特別措置法シャープゲンゴロウモドキエリア・マーケティングユニバーサルデザインマイクロユニット住宅県生活技術研究所ベクトル心理学2.5世帯住宅ウリ(スイス)生態学的心理学コンサバトリーroomingASIMO水津 一朗般若 侑弘人文地理学認知構造いけばな

生活空間の関連情報