エレーヌシクスー(その他表記)Hélène Cixous

現代外国人名録2016 「エレーヌシクスー」の解説

エレーヌ シクスー
Hélène Cixous

職業・肩書
フェミニズム研究者,劇作家,作家,評論家 元パリ第8大学英文学教授

国籍
フランス

生年月日
1937年6月5日

出生地
アルジェリア・オラン

専門
女性学, フェミニズム

学位
文学博士〔1969年〕

受賞
メディシス賞〔1969年〕「Dedans(内部)」

経歴
ユダヤ系。1955年フランスに移住。22歳で英語の教授資格をとり、ボルドーとパリの高等中学で教鞭を執る。’68年パリ第8大学教授。同年同大学ヴァンセーヌ校(現・サン・ドゥン)創立委員の一人となり、’74年には同大学内に女性学センター及び女性学博士号課程を開設し、センター長となる。文学雑誌「ポエチック創刊に参加すると共に文筆活動を始め、小説、エッセイ戯曲、理論、批判の多分野に渡って多数の作品を執筆。’69年「Dedans(内部)」によってメディシス賞を受賞するとともに、同年J.ジョイスに関する論文で博士号を取得。クリステバイリガライと並ぶフランス・フェミニズムの最高峰に位置し、英語圏へも大きな影響力を持つ。他の作品に「第三の肉体」(’70年)「中和物」(’72年)「ドーラ肖像」(’76年)「プロメテアの書」(’83年)などがある。また太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)のために戯曲を書き、主なものに「カンボジア王ノロドム・シアヌークの恐るべき、が、未完物語」「アンディアッド、あるいは彼らの夢のインド」「堤防の上の鼓手」などがある。女性解放運動の積極的な活動家としても知られる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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