デジタル大辞泉 「オレンセ」の意味・読み・例文・類語 オレンセ(Orense) スペイン北西部、ガリシア州の都市。ミニョ川沿いに位置する。ローマ時代より温泉の町として知られる。8世紀にイスラム教徒に破壊され、アストゥリアス王国アルフォンソ3世により再建された。13世紀建造のゴシック様式のオレンセ大聖堂、七つのアーチをもつ石造橋などが残る。オーレンセ。オウレンセ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「オレンセ」の意味・わかりやすい解説 オレンセおれんせOrense スペイン北西部、ガリシア地方オレンセ県の県都。人口10万7510(2001)。ミニョ川中流の左岸に位置する。周辺農業地域の商業中心地で、内陸交通の要所でもある。温泉があり、ローマ時代からアクエ・ウレンテスAquae Urentes(温泉)の名で知られ、これが地名の由来になっている。716年ムーア人に完全に破壊されたが、10世紀初めアルフォンソ3世により再建。1230年建造の七つのアーチをもつ美しい橋、ゴシック様式の大寺院などがある。[田辺 裕・滝沢由美子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オレンセ」の意味・わかりやすい解説 オレンセOrense スペイン北西部,ガリシア州,オレンセ県の県都。ラコルニャの南南東約 125km,ミニョ川の左岸に位置する。6~7世紀頃スエビ族の居住地であったが,716年ムーア人に破壊され,877年頃アストゥリアス王国のアルフォンソ3世によって再建された。おもな産業は製材,製粉,製鉄。ミニョ川には 13世紀に建設された橋がかかり,ゴシック様式の大聖堂 (13世紀再建) も残されている。人口 10万 1623 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by