20世紀西洋人名事典 「オーソンウェルズ」の解説
オーソン ウェルズ
Orson Welles
1915.5.6 - 1985.10.10
米国の男優。
ウィスコンシン州ケノーシャ生まれ。
トッド・スクールに学ぶ。
本名ジョージ・オーソン ウェルズ。
1937年マーキュリー劇団を結成し、ラジオ番組などにも進出した。特に’38年10月30日CBSラジオで、「宇宙戦争」を脚色して、冒頭で臨時ニュースの形式を取った「火星人襲来」の報は市民がパニックを起こし話題となった。1941年には自身の監督、共同脚本、主演による「市民ケーン」に出演し、アカデミー賞の多部門でノミネートされ脚本賞を受賞している。ほかに「第三の男」などで性格俳優としても定評がある。’70年には「想像力と芸術」に対してアカデミー特別賞を受けている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報