オーレスン(その他表記)Ålesund

デジタル大辞泉 「オーレスン」の意味・読み・例文・類語

オーレスン(Ålesund)

ノルウェー西部の港湾都市三つの島からなり、橋やトンネルで結ばれる。漁業が盛ん。1904年に大火に見舞われており、復興当時に流行したアールヌーボー様式の建造物が数多く残る。ガイランゲルフィヨルドの観光拠点としても知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーレスン」の意味・わかりやすい解説

オーレスン
Ålesund

ノルウェー西部,メーレオロムスダール県の港湾・観光都市。ベルゲン北方約 240km,ノルウェー海沿岸の小島に位置する。9世紀頃建設され,1848年に都市権を獲得。 1904年の大火で全焼したのち,家並みはすべて石造とされた。周辺地域の商業の中心で,観光地スンメーレ地方やノラング渓谷,ギスケのバイキング集落への観光拠点。本土とは橋で結ばれる。ノルウェー最大の北極洋漁船団の基地,オヒョウ・タラ・カニ漁の基地としても有名。魚介加工,造船などの工業が立地する。鉄道の便はないが,道路,空港は完備している。人口3万 6117 (1992推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オーレスン」の意味・わかりやすい解説

オーレスン
おーれすん
Ålesund

ノルウェー西部の都市。フィヨルド海岸の北緯62度30分に位置するネーアウ、ヘイッサなどの小島に発達したスンメーレ地方の中心都市である。人口3万9455(2002)。本土とは橋で結ばれ、首都オスロへはヨーロッパ幹線道路により直接通じている。ニシン・タラ漁業の中心地であるとともに、アザラシ漁業の基地でもあって、ノルウェーでもっとも繁栄する漁港の一つである。水産加工、造船、家具工場がある。

[竹内清文]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android