からっ風
からっかぜ / 空風
乾風
冬季、関東地方に卓越する北西寄りの乾燥した冷風。「からかぜ」ともいう。「空風と日雇いは日暮れまで」という諺(ことわざ)からもわかるように、からっ風は日中それも午後2~4時ごろもっとも強いが、日暮れとともに収まる傾向がある。昔は道路など舗装していなかったので、からっ風の吹く日は風塵(ふうじん)が著しく、ほこりは江戸の名物にまでなっていた。
[根本順吉]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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