カラーセンター

最新 地学事典 「カラーセンター」の解説

カラーセンター

color center

鉱物発色のもとということで,色中心,着色中心ともいう。遷移元素など特定の光の吸収を起こし着色の原因となる主成分元素を含まず,本来,無色あるいは白色の鉱物がわずかに着色しているものがある。例えば,蛍石・ジルコン・長石石英など。この原因として,微量の不純物イオン,遷移元素や主成分イオンと電荷を異にするイオンの混入による空孔や自由電子,さらに放射線などのエネルギーで電離した電子やラジカルが考えられる。これらは多くの場合,蛍光中心にもなる。基本的には格子欠陥に由来し,イオン性結晶においては,負イオンの空格子点に電子が捕らえられたり,正イオンの空格子点に正孔が捕らえられることにより不連続なエネルギー準位が生じ,励起状態へ遷移が起こると光の吸収が起こり,結晶が着色される。アルカリハライド結晶について特によく研究されており,アルカリ蒸気中で結晶を熱するか,X線を照射することにより負イオンの空格子点に電子を捕獲したFセンターを生成し,またハロゲン蒸気中で結晶を熱して正イオンの空格子点と関係するV中心をつくり出すことができる。

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参照項目:F-センター
参照項目:蛍光中心

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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