デジタル大辞泉 の解説 カルコパイライトけい‐たいようでんち〔‐タイヤウデンチ〕【カルコパイライト系太陽電池】 シリコン(珪素けいそ)の代わりに、カルコパイライト系とよばれる、黄銅鉱に似た結晶構造をもつ化合物半導体を用いた太陽電池。銅・インジウム・セレンを用いるCIS型太陽電池、これにガリウムを加えたCIGS型太陽電池などが知られ、黒一色の外観をもつ。従来のシリコンを用いる太陽電池に比べ、エネルギー変換効率が高く、経年劣化が小さいという特長がある。また、数マイクロメートルの薄膜で機能するため、柔軟性をもたせたり曲面に加工したりすることも可能。カルコパイライト型太陽電池。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例