カルコパイライト系太陽電池(読み)カルコパイライトケイタイヨウデンチ

デジタル大辞泉 の解説

カルコパイライトけい‐たいようでんち〔‐タイヤウデンチ〕【カルコパイライト系太陽電池】

シリコン珪素けいそ)の代わりに、カルコパイライト系とよばれる、黄銅鉱に似た結晶構造をもつ化合物半導体を用いた太陽電池インジウムセレンを用いるCIS型太陽電池、これにガリウムを加えたCIGS型太陽電池などが知られ、黒一色の外観をもつ。従来のシリコンを用いる太陽電池に比べ、エネルギー変換効率が高く、経年劣化が小さいという特長がある。また、数マイクロメートルの薄膜で機能するため、柔軟性をもたせたり曲面に加工したりすることも可能。カルコパイライト型太陽電池

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android