カンピナグランデ(その他表記)Campina Grande

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンピナグランデ」の意味・わかりやすい解説

カンピナグランデ
Campina Grande

ブラジル北東部,パライバ州東部の都市。州都ジョアンペッソアの西約 110km,バカマルテ山脈中にあり,標高約 550m。インディオ集落があったところに建設された町で,初めポルタドセルタン (ポルトガル語で「奥地の門」の意) と呼ばれたが,1864年市となるとともに「大平原」を意味する現在名に改称。古くからの商業中心地で,綿花サトウキビ繊維,皮革などを集散,加工するとともに,1960年代以降ブラジル北東部経済総合開発計画のもとに工業化が進められた新興工業都市で,在来綿織物を中心とした繊維工業のほか,冶金,プラスチック,医薬品などの各種軽工業が立地する。同国北東部沿岸の主要港レシフェ,ジョアンペッソア,フォルタレザなどと鉄道,道路で結ばれる。人口 32万 6153 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンピナグランデ」の意味・わかりやすい解説

カンピナ・グランデ
かんぴなぐらんで
Campina Grande

ブラジル北東部、パライーバ州中東部の都市。ボルボレマ山地の標高550メートルの高原上に位置する。人口35万5331(2000)。州都ジョアン・ペソアの西130キロメートルにあるアグレステ地方北部最大の商工業中心地で、海岸低地のサトウキビ地帯と内陸の半乾燥の牧牛牧羊、綿花の生産地域の接点として栄え、経済的、文化的機能をもっている。年間を通じて涼しく、町並みもよく整備されている。

[山本正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む