ガツ

デジタル大辞泉 「ガツ」の意味・読み・例文・類語

ガツ

内臓の意のgutからという》もつ焼きなどで、ブタの胃。→ミノ

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精選版 日本国語大辞典 「ガツ」の意味・読み・例文・類語

がつ

  1. 〘 名詞 〙 ( 人形浄瑠璃社会の隠語から出た語か )
  2. 情交関係にある女性情婦。〔物類称呼(1775)〕
  3. 情交関係にある男性情夫江戸では享和文化一八〇一‐一八)期、深川岡場所などで特に流行した。
    1. [初出の実例]「てんでんに中宿をこしれへて、がつに出合(でやっ)たり」(出典洒落本・船頭深話(1802)三)

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世界大百科事典(旧版)内のガツの言及

【ナガヅカ(長柄)】より

…体色は黄褐色の地色に多数の黒褐色斑が密布している。北日本を中心に,ワラヅカ,ガジ,ナガガジ,ガツ,ガツナギ,サイズ,ズナなど多くの地方名をもつ。水深300mまでの砂泥底にすむ。…

※「ガツ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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