ガドリン
がどりん
Johan Gadolin
(1760―1852)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ガドリン
Gadolin, Johann
[生]1760.6.5. トゥルク
[没]1852.8.15. ビルモ
フィンランドの化学者。オーボ大学で化学を学んだのち,ウプサラ大学で鉱物学などを学んだ。オーボ大学の化学教授 (1797~1822) 。 1792~93年,スウェーデンのイッテルビの採石場からとれる珍しい石 (ガドリン石) を発見。のちにこれは 10種類以上の異なった元素を含んでいることがわかって希土類元素と呼ばれることになり,そのうちの1つにガドリニウムという名がつけられた (86) 。スカンジナビア諸国における A.ラボアジエの燃焼理論の普及者でもあり,比熱や潜熱の研究もある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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