普及版 字通 「キ・やぶる・くずれる」の読み・字形・画数・意味
18画
(異体字)
13画
[字訓] やぶる・くずれる
[説文解字]
[字形] 会意
隋+土(土の崩れる形)。(墜)の漢隷に、土の部分をと同形に作るものがある。字はまたに作る。〔説文〕十四下にをの正字とし、「(じやうふ)を敗るをと曰ふ」とあり、〔段注〕に墮(堕)をその隷変、を俗字とする。文献には〔呂覧、順説〕「人の郭を(やぶ)る」、〔後漢書、祭祀志上〕「宗壞す」のように、城郭や宗など、特殊な建造物や聖所について用いる。は神の陟降する神梯。の従うところの左は神を守り隠すための工をもつ形。その神聖を隱(隠)すところが敗することをいう字。のち、すべて曠廃惰の意に用いる。
[訓義]
1. やぶる、くずれる。城壁や宗など、聖所の敗壊することをいう。
2. こぼつ、すたれる。
3. あやうい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 フム・クツガヘル・スツ・ヤブル・シク・コボツ/ スツ 〔字鏡集〕 クツガヘス・コボツ・フム・アヤフシ・オチル・スタル・ヤブル・ヲコタル・モノウシ・スツ・ヲツ・モシ・マク・トガ
[熟語]
壊▶・形▶・行▶・曠▶・▶・摧▶・刺▶・惰▶・▶・突▶・頓▶・廃▶・敗▶・紊▶・敝▶・放▶・亡▶・慢▶・落▶・裂▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報