20世紀西洋人名事典 「キング・W.ビダー」の解説
キング・W. ビダー
King Wallis Vidor
1895.2.8.(1894.説あり) - 1982.11.1
米国の映画監督。
テキサス州ガルベストン生まれ。
1915年ハリウッド入りし、’19年「故郷への道」を監督し、独立プロ設立後、MGMに入社し名声を高める。サイレント映画「ビッグ・パレード」(’25年)、「群衆」(’28年)は傑作として有名で、’29年「ハレルヤ」でトーキーに踏み出し、「街の風景」(’31年)、「麦秋」(’34年)など秀作を発表し、ハリウッドきっての名監督となる。人間味の豊かさや移動撮影の技巧に優れている。他の作品に「白昼の決闘」(’47年)、「戦争と平和」(’56年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報