日本歴史地名大系 「クスリ場所」の解説
クスリ場所
くすりばしよ
北海道東部、太平洋岸に設置された東蝦夷地の場所の一。釧路川流域を中心とする。場所境はたびたび変遷し、一八〇二年(享和二年)以降、西は
初めは交易場・商場。一六四三年(寛永二〇年)八月、アッケシ(現厚岸町)に来たオランダ船カストリクム号の記録には、クスリアイヌがオットセイ、ラッコ、鹿・熊の毛皮などの交易のためアッケシに出掛けていることが記される(フリース船隊航海記)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報