クラーニ(その他表記)Kranj

デジタル大辞泉 「クラーニ」の意味・読み・例文・類語

クラーニ(Kranj)

スロベニア北西部の都市。首都リュブリャーナの北西約20キロメートル、サバ川とコクラ川の合流点に位置する。古くから交通要衝としてゴレンスカ地方の中心地として栄え、現在は電子工業が盛ん。旧市街には聖カンティアヌス教会、市庁舎などの歴史的建造物が残っている。国民的詩人プレシェーレン生地。クラニ。クラン

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改訂新版 世界大百科事典 「クラーニ」の意味・わかりやすい解説

クラーニ
Kranj

スロベニア中北部の都市。人口3万7000(1995)。コクラ川とサバ川の合流点にある。ローマ時代はカルニウムCarniumと称した。7世紀にスロベニア人定住,1414年から自由都市。古くから交通の要衝として商業が発展する。現在は繊維工業のほか,国内随一の〈イスクラ〉電気製品工場をもつ工業都市となった。アルプス背景にした町には,詩人プレシェレンの博物館銅像,墓などもあって,独特の文化的雰囲気が漂っている。
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