クリスプス(その他表記)Flavius Julius Crispus Caesar

改訂新版 世界大百科事典 「クリスプス」の意味・わかりやすい解説

クリスプス
Flavius Julius Crispus Caesar
生没年:?-326

ローマ皇帝在位,副帝317-326年。コンスタンティヌス1世長子。その第1の妻ミネルウィナの唯一の子。少年時はガリアラクタンティウスの教育をうけた。317年に副帝となり,父に対立した東方リキニウスの軍とヘレスポントス戦い海戦に勝利した。しかし性格が粗暴だったといわれ,そのゆえにか,父と不和になり,父帝登位20年祭に先立って処刑された。
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関連語 松本

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリスプス」の意味・わかりやすい解説

クリスプス
Crispus Caesar, Flavius Julius

[生]?
[没]326. ポラ
ローマ皇帝コンスタンチヌス1世 (大帝)の長子。 317年副帝となり,ガリアを名目上支配した。 V.リキニウスと戦いヘレスポントス海戦に勝つ。父とともにローマで大帝即位 20年祭を祝ったが,大帝の命令で殺された。原因は継母ファウスタを誘惑しようとしたからだといわれる。

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