ケイ酸二カルシウム(読み)ケイサンニカルシウム

化学辞典 第2版 「ケイ酸二カルシウム」の解説

ケイ酸二カルシウム
ケイサンニカルシウム
dicalcium silicate

2CaO・SiO2.酸化カルシウムと二酸化ケイ素が結合した組成の化合物の総称であるケイ酸カルシウム塩の一つであり,慣用名ケイ酸二石灰として知られる.α,α′,β,γの変態がある.純粋系は常温で斜方晶系のγ型が安定となる.高温では六方晶系のα型が安定であり,低温になるに従って構造の対称性が減少し,斜方晶系のα′型,単斜晶系のβ型と変化する.炭酸カルシウムと二酸化ケイ素粉末を2CaO・SiO2の組成比に混合して1400 ℃ 以上で焼成すると得られる.この際,少量の添加物で各変態を安定化することができる.純粋な2CaO・SiO2は高温から冷却されるとき,500 ℃ 以下で比容積の大きいγ型に変化するため微粉化する.不純物が入っていると高温型が常温でも安定化され微粉化は起こらない.高温型結晶は常温で水と反応し水和硬化するのでポルトランドセメントに応用されている.また耐火物への応用も考えられている.[CAS 1344-95-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む