ケミ川(読み)ケミカワ

デジタル大辞泉 「ケミ川」の意味・読み・例文・類語

ケミ‐かわ〔‐かは〕【ケミ川】

Kemijoki》フィンランド北部、ラップランド地方を流れる河川。同国最長の河川で、全長約550キロメートル。ロシアとの国境付近から南西に流出し、バルト海ボスニア湾奥に注ぐ。かつては木材輸送に利用された。現在は水力発電所が建設され、同地方の電力を担う。流域の主な都市ロバニエミケミ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケミ川」の意味・わかりやすい解説

ケミ川
ケミがわ
Kemijoki

フィンランド北部,ラッピ県の川。ラッピ県の東部,ロシア国境の近くに発して南流,キティネン川,ルイロ川を合流してケミ湖に注ぐ。ここから西流してロバニエミを通り,オウナス川を合流して南下,ケミの西側でボスニア湾に注ぐ。全長 547km。河口には島が多い。重要な材木の切出しルートで,サケの釣り場として有名。水力発電河川としても重要。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケミ川」の意味・わかりやすい解説

ケミ川
けみがわ
Kemijoki

フィンランド領ラップランドのほとんどを流域とする国内最長の川。長さ552キロメートル。最大支流のオウナス川とロバニエミで合流し、ボスニア湾岸のケミまで流下する。木材の流送とサケ漁に利用されてきたが、近年、水力発電の開発が進みつつある。包蔵水力は国内最大である。

[塚田秀雄]

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