20世紀西洋人名事典 「ゲオルククーレンカンプ」の解説
ゲオルク クーレンカンプ
Georg Kulenkampff
1898.1.23 - 1948.10.4
ドイツのバイオリン奏者。
元・ベルリン音楽大学教授。
ブレーメン生まれ。
1913年ベルリン音楽大学でヘスに師事し、18歳で生地のブレーメン・フィルハーモニーのコンサートマスターに迎えられたが、まもなく独奏・室内楽に専念。’23〜26年および’31年以降母校のベルリン音楽大学で教授をつとめる。ナチス政権下の祖国に留まって活躍し、’37年新発見のシューマンのバイオリン協奏曲の初演を行った。’43年スイスに移住し、ルツェルン音楽院で教える。演奏は清純な音色、真摯な素朴さでドイツ音楽の伝統を受け継いでいた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報