普及版 字通 の解説
10画
[字訓] うそぶく・いかる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は九(きゆう)。〔説文〕五上に「虎鳴くなり」とし、また「一に曰く、師子(しし)なり」という。〔詩、大雅、常武〕に「(いか)ること虎の如し」とあって、九はその擬声語であるらしい。
[訓義]
1. 虎がほえ、うそぶく。
2. いかる、虎がいかる。
3. 獅子。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 トラノコヱ・シバラク・イカル
[語系]
xeu、(叫)kyuは声義近く、いずれも擬声語である。・吼xoもその系統の語とみてよい。
[熟語]
豁▶・▶・険▶・虎▶・呼▶・吼▶・士▶・将▶・然▶・怒▶・武▶・暴▶・勇▶・雄▶
[下接語]
・呼・虎・怒・雄
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報