ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コクツェーユス」の意味・わかりやすい解説
コクツェーユス
Cocceius(Coch; Koch), Johannes
[没]1669.11.4. ライデン
ドイツの改革派神学者。契約神学の先駆者。ブレーメン,フラーネケル (オランダ) ,ライデンの各大学教授歴任。「聖書のみ」を標榜して,聖書のほとんど全巻について注解書を書く。その神学は,契約の概念を救済史的に位置づけようとし,旧約のなかにキリストの予型 (先ぶれ) を探ろうとした。この予型論的解釈をめぐって,オランダの教会内に 30年間の論争が続いた。主著『旧い契約と新しい契約の神の教義大全』 Summa doctrinae de foedere et testamento Dei (1648) 。
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