コクツェーユス(その他表記)Cocceius(Coch; Koch), Johannes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コクツェーユス」の意味・わかりやすい解説

コクツェーユス
Cocceius(Coch; Koch), Johannes

[生]1603.8.9. ブレーメン
[没]1669.11.4. ライデン
ドイツの改革派神学者。契約神学の先駆者。ブレーメン,フラーネケル (オランダ) ,ライデンの各大学教授歴任。「聖書のみ」を標榜して,聖書のほとんど全巻について注解書を書く。その神学は,契約の概念救済史的に位置づけようとし,旧約のなかにキリストの予型 (先ぶれ) を探ろうとした。この予型論的解釈をめぐって,オランダの教会内に 30年間の論争が続いた。主著『旧い契約と新しい契約の神の教義大全』 Summa doctrinae de foedere et testamento Dei (1648) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む