ごかし(読み)ゴカシ

デジタル大辞泉 「ごかし」の意味・読み・例文・類語

ごかし

[接尾]動詞「こかす」の連用形「こかし」の語頭が濁音化したもの》体言に付いて、口実を設けて自分の利を図る意を表す。「おためごかし」「親切ごかし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ごかし」の意味・読み・例文・類語

ごかし

〘接尾〙 (動詞「こかす(転)」の連用形の名詞化した「こかし」の濁音化したもの) 名詞や動詞の連用形について、そのこと、またはその物のようなふりをして、他人をだます意をあらわす。その事物事実であっても、それを口実にし、その権威にすがって、人を必要以上におどしたり、だましたりする場合にもいう。「おためごかし」「親切ごかし」など。
浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)中「お菊奇特な、悋気(りんき)せぬ賢女々々と、賢女ごかしの拝倒しに遇ふて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android